生命保険は住宅につぐ買い物?

生命保険のことなどこれまでじっくり考えた事もなかったので、新建ハウジングプラスのファイナンシャルプランナー鬼定さんの記事を呼んで思わず唸ってしまった。

記事によれば、生命保険は何のために必要か?「人の存在に対して必要ではなく」「経済的打撃を回復させるための制度」であると言う。

人は「安心」のために生命保険をかけ過ぎる傾向があるが、生命保険はあくまでも「支払い事由」が起きなければ「現金化」されるわけでもなく、無事に老後を迎えた場合には、莫大な現金を保険料として失う結果を導いてしまう。

2002年版 生命保険ファクトブック(生命保険文化センター)によると、一世帯あたりの平均普通死亡保険金額は4,141万円(全生命保険会社平均)

一方、2002年版 生命保険ファクトブック(生命保険文化センター)には、生命保険会社が支払った1件あたりの死亡保険金額(総支払死亡保険金÷件数)を見ると2001年の場合を例にとると、176万円となる。

「4,141万円」もの「保証」に加入して、「保険料」をそれに応じて支払っているにも関わらず、実際の「保険金」は「176万円」しか受け取っていないことになる。

この差を掛けている「保険料」ベースに換算すると、少なく見積もっても1,500万円前後になり、「1,500万円」掛けて「200万円」の保証金を受け取るとなると、実に生命保険だけで「1300万円」もの現金資産を失うことになるという。

筆者はこう続ける。
この金額を見ればすぐに理解できるように、「生命保険」は、知らなければ、「住宅」についで高い買い物だという。
平均的世帯では、一生涯に「1,300万円」もの資産を「安心料」にかえてしまうのだと指摘する。

なるほど、4,141万円の死亡保険金は特に驚く金額ではないと思うが。実際の支払い実績をデータで説明されると驚きとしか言いようがない。
考えてみれば当たり前のように月々支払っている保険料は実は「安心料」と言われればそのとおりとしか言いようがない。

販売のテクニックとして高額な商品は総額を前面に出さずに、月々いくらと訴えた方がいいと言うのがある。
月々いくらで○○が・・と言われると、つい毎月の支払いが可能かどうかの判断が働き、総額に意識が及ばなくなるという。

実際に住宅販売でも、総額以前に月々の返済が果たして可能かどうかが購買の必須条件であるのと同じだ。
ただし住宅は支払った金額で購入したものを直接日々の暮らしの中で享受できるので安心料と比較することはできないが。


※近藤が住宅専門書や業界紙などを読んで、これはと思うものの備忘録です。

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